獣医さんの電子工作とパソコン研究室 |
30.廃品利用・バッテリー1本用充電器 |
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左の写真が、飛び出すコンセントから直接はんだ付けされているトランス部分です。 シェーバーの充電部分は至って簡単です。 トランス(AC側に温度ヒューズがついています)に半波整流用のダイオード1本だけ、これが充電用電池に直列に入っているだけです。 |
このシェーバーの基板部分とモーターを取り除き、形を小さくするため上部の刃の部分にあったプラスチック部は切り落としました。 そして、表にバッテリーホルダーを取り付け配線したらこれで完成です。 15分もあればできてしまいます。 |
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内部は至って簡単 |
完成! なかなか感じよいです。 |
2.どの程度の能力なのか |
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このトランスは、開放時の電圧が 5.13V AC
ありました。 |
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このバッテリーの表示には Standard Charge: 110mA 15Hrs
と書いてありますから、この充電器では放電したものを満充電にするには 30時間かかる計算になります。 充電時間はかかるもののの、この電流値であればバッテリーにはやさしい充電と思われます。 |
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3.他のジャンク箱入りしたシェーバーを分解してみた いくつかジャンク箱の中にあったものを見てみましょう。 |
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左:泉精器製作所 RS580 バッテリーの容量は不明 右:National ES699 バッテリー容量不明 |
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RS580・・・トランス開放電圧 7.39V AC |
ES699・・・トランス開放電圧 4.07V AC |
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ES699のバッテリーは外せるようになっていました。最近は取扱説明書にも廃棄時はバッテリーを取り外してリサイクルへ出すようにとありますね。 バッテリーの先端にボタンのような突起があります。 |
これは、SEIKO ES1815 水洗いOKのタイプです。 あまり切れなかったので、すぐにジャンク箱行きでした。 Ni-Cdバッテリー2本のタイプです。 このスタンド型充電器、開けてみると完全にモールドされていて詳細は不明でした。 表示してある規格は 2.4V 0.6A と書いてあります。 |
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というわけで、とりわけ参考になるほどのものではないかもしれませんが、シェーバーも替え刃を買うより、本体を購入するほうが安かったりもします。 いらなくなったシェーバーに入っているトランスは小型ですし、かなり低い電圧が出ていますので、利用価値はあるのではないでしょうか |
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■「リコール対象」セイコーシェーバー充電器。 上で紹介していますセイコーシェーバー充電器と同型のものが充電中に発火し、火災の危険性があります。同型をお持ちの方はご確認ください。 詳しくは こちら のページをご覧下さい。 |
幸い私の手元にあるものは、同型番 RC01
でしたが、製造番号が違いました。 テレビのニュースでは、充電していない時にも発火するとのこと、原因は、完全にモールドされていたためフューズが切れなくて発火するようなことを言っていました。 2007/3/22 加筆 |
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New release 2005/12/14 | |