獣医さんの電子工作とパソコン研究室
 
   ★ 私の製作ヒント集 ★  

自作する時にはなかなか部品が思うように揃わない時があります。
そんな時は、身近にあるものを工夫して使っていますので、紹介いたします。
 

 ■ クリアタイプLEDを光拡散型に

  
 最近は販売されているLEDの多くがクリアタイプですね。輝度はあるのですが、真前から見なければ光っていることがわかりにくい場合があります。LEDキャップというものも販売されていますが、500番程度のサンドペーパーで表面をこするとちょうど良い具合に輝きます。  

 
 ■ 木の丸棒で作る 自在型スペーサー
  
 ホームセンターで売っている工作用の木丸棒を購入しておくと便利です。 私は、基板のスペーサーの代わりに使っています。 長さは必要な長さで切り出せは自由自在で、基板の固定にはタッピングビスや木ネジを使います。 ケースへの固定はエポキシ系の接着剤を使用する場合もあります。
 すぐに必要な長さのスペーサが必要な場合にどうぞ。
  
 ■ ボリウムやロータリースイッチの工夫
  
 上の写真は秋月電子で売っているロータリーエンコーダーです。留め金のナットが1つしかついていませんので、パネルに装着する時にネジ部分が出すぎてしまいます。そんなときには、厚紙や木の切れ端でワッシャー代わりのものを作ってかさ上げします。
 
 ■ LANケーブルを配線材料として使う
  
 最近、余っているLANケーブルを配線材料として使っています。LANケーブルの中は単線をより合わせてあるものが4組入っています(ときに単線でないものがある)。被覆自体は熱に弱いので注意は必要です。被覆を剥く場合は、ニッパーやストリッパーを使うと芯の銅線に傷が付き、折れやすくなるので、右の写真のように爪を使って剥きます。これがうまく剥けるんです。
  
    
 写真左のように先端を折り曲げると、写真中央のようにピンソケットにちょうど入ります。写真中央は液晶モジュールのソケット部分です。基板から伸ばしてパネルに装着する時に使いました。
また、写真右のようにブレッドボードへ差し込むのにもちょうど良いです。
 
 ■ ジャンクケースの利用
    
 秋葉原になかなか行けないので、身近にあるジャンクのケースを利用して作ったものを組み込んでいます。そんなときは、パネルのみをプラ板やアルミ板で作って、ケースの余分な穴を隠しています。
 こちらのページで制作方法を紹介しています。 
 
 ■ 簡易ネジキャッチャー 
小さなネジを止める時どのようにしていますか?
私は、セロテープを細幅に切り、ドライバーに貼り付けて
ネジをドライバーに固定してネジ穴まで持ってゆきます。
結構便利ですよ。
 
大きなネジをドライバーに固定する時は、セロハンテープをぐるっとひと巻きします。
 
 ■ 分解時の便利道具・ギターピック 
 私は、プラスチックのはめ合わせを外すときに、ギターのピックを使っています。最初はピックを押し込むようにし、入り始めたら横に移動させます。
プラスチックに傷も付けにくく、割と簡単にはめ合わせを外すことができ、値段も安いです。
時には数枚使用して、部分的に浮かせておいてということもあります。
ギターのピックにはいろいろな固さのものがありますが、硬めのもののほうが使いやすい感じがします。
 
 ■ 小型USBコネクタ(Aタイプ)をつくる
ノートパソコンの側面にUSBコネクタを刺すと、うっとうしいことがありますね。そんな時にこれは便利です
1.コネクタの外側をカッターなど使って取り除きます。 2.赤線のところで金属部分を切り取ります
3.ケーブルをハンダづけし、ホットボンドなどで固定します。 4.一部切れ目を入れた熱収縮チューブを被せます。
5.ライターなどで充分炙った後、ラジオペンチで咥えます。 6.これで端の部分がくっつきますので、いらない部分を切り取ります。
7.完成です。
こんな熱収縮チューブの使い方もあります。
8.PCに取り付けた、標準のものと今回作ったもの。明らかにスマートです。
  
 ■ レイアウト自在のブレッドボード
小さなブレッドボード単体を、ベニヤ板に木ネジで固定して使っています。
大きなブレッドボードを購入するより割安ですし、機能部分ごとに別々に作ることができます。
マイコンの実験にも最適です。
スイッチやコネクタをL型のプラスチックに取り付けて固定しておくと、使いまわしが利きます。
 
配線はLANケーブルの中身(単線)、または、電話用DKTケーブルの中身(単線)を使っています。
安上がりですし、爪で被覆が簡単に剥けるので、作業は楽です。
 
 ■ テストピンの先端
テスターの先端がちょっと太くて使いにくいので、スズメッキ線を巻きつけて活用しています。
巻きつけてから外して、ペンチで潰しておけば抜けなくなります。
 
ブレッドボードにも使えますし、下の写真のような狭いところでも隣に接触しなくて便利です。
  
 ■ トランジスタソケットアダプタ
私は秋月で購入したMETEXのテスターを使っていますが、hfe測定用トランジスタソケットは被測定トランジスタの足が長くないと測定できないので使いにくいです。(取り外した部品の短いリードでは無理)
 
そこで、写真のようなアダプターを作って使っています。
 
    
 
 
★ 皆様の工作の参考になれば幸いです。
    これからも少しずつこちらのページは内容を増やしてゆきたいと思います。

 
 
Last Up Date 2010/1/12

 

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