獣医さんの電子工作とパソコン研究室 |
33.おもちゃのラジコンを利用した焦電センサ式ワイヤレスチャイムの製作 |
最近おもちゃのラジコン(トイラジ)がたいへん安く手に入るようになりました。何か応用ができないかと思っていましたが、お店入り口に人センサ式チャイムが必要になり、これに応用してみました。 |
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その3.組み立て式ラジコンカー 今回改造に使用したものはTOMY トミテック・エアロアールシーです。おもちゃ屋さんで1,000円程度で購入できます。 おもちゃのラジコンもIR式のものと、電波式のものの2種類ありますが、こちらは電波式です。周波数は27MHzと40MHzの種類有り、40MHzの表記のあるものを購入しました。同時使用は周波数の違う2種類のみです。 他にも無名ブランドの安いラジコンや、Bit-Chargeという超小型の電波式RCカーもありますので、同様に応用できると思います。 |
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今ではラジコンも安くなりました・・・。1000円では部品代にもならないような気がします。 ●送信機は組み立て済みで単三電池2本を使用し、電源スイッチはありません。プロポーショナルタイプではないため、コントロールボタンを押した時だけ電波が出るようになっています。 |
●送信機を調べる 今回の製作では動作状況はあまり関係ないのですが、どのような波形が出ているか調べてみました。回路は下図のようで、表面実装部品で作られていました。 他にもう一台持っているのですが、そちらは2石で通常の部品で作られていました。 |
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↑回路はシンプルです | ↑今回使用した送信機 | ↑別の送信機は2石でした |
← ICからの出力波形です。このHIレベルの時間だけ40MHzの正弦波が出力されています。 各操作ボタンにより異なるパルス列となっています。 下左図がパルス幅の詳細です。 300μSが基準のようです。 |
上図でHレベルの時に40.5MHzで発振しているようです。→ |
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●受信機を調べる 受信機については回路図は書き出しませんでしたが、必要なモーターコントロール部のみ概要を調べました。 前輪のステアリング用モーターですが、回転数を落とすためか、回路の簡略化のためかはわかりませんが、電池2本のセンターより電圧を取り出して1.5Vで駆動しています。 後輪の駆動は3Vで、典型的な正逆反転回路でした。両者とも130モーターを使用しています。 |
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後輪コントロールのトランジスタは SS8050(NPN) と
SS8550(PNP) の組み合わせでした。このトランジスタ、中国では一般的に使われている汎用タイプのトランジスタらしいです。 受信機回路図アップしました (2007/2) |
その6.応用できるかも
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New release 2006/10/09 | |