獣医さんの電子工作とパソコン研究室 |
10.またまた、バッテリー交換・・・ |
病院で使用している、輸液ポンプ(点滴を自動的に入れる機械、通常はACで使用、緊急時にバッテリー動作に切り替わる)のバッテリーが完全にダメになってしまったので、またまた、吉野電装さんより購入したバッテリーをリプレースしてみました。 あくまで、医療器械です。今回のレポートは研究の一環として行ったもので、同様の行為によって事故等が起こった場合には、当方並びにバッテリー販売元ではその責任を負うことはできませんので、ご注意ください。 |
交換元のバッテリーは、上の写真にあるようにSANYO
CADNICA 9.6V 1000mA の物です。 右写真が今回リプレースに使用した、吉野電装さんのバッテリーです。 ホームページでの記述だと「タブ付きNiCd電池1200mAh×18本パック、 松下電池Made In Japan製OEMセル使用」となっております。 セルは4/5Aサイズで、直径約17ミリ×42ミリ。 IBMのパソコン用らしいです。 このパックのままの規格では、10.8V 2400mA です。 リプレース元のバッテリーセルと同一のサイズでしたので採用いたしました。 |
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例によって殻割りです。 今回のものは外のケースは必要ないので、バリバリッと外すつもりで作業をはじめました。 まずは、お尻の方を割って中を拝見。 |
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あとは、ドライバーでこじ開けるようにして開封、 割合簡単に接着面は外れました。 中のセルも、接着剤等で固定されておらず、きれいに取り出すことができました |
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こちらは上蓋を外した状態です。 |
結線図です。 セルの配置と配線をそのままに書き出してあります。 画像をクリックすると拡大したものが見られます。 |
(1) (2) (3) 中で使用されているバッテリー以外の部品は3種類ほどです。 上記部品について、吉野電装、吉野様よりお返事いただきました。 ありがとうございます。 |
8本取り出して組み立て作業中です。 タブは折れている部分をのばすと、ちょうど真横にセル同士がくっつく長さにできていましたので、2本のジャンパー線とコネクターリード線をはんだ付けするだけで、セルの配線は終了です。 |
外側ですが、元のバッテリーのパックをそのまま流用いたしました。 写真左が、新しくなったバッテリー。 写真右は、古いバッテリーから取り出したセル。 |
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これが「輸液ポンプ」です。 だいぶ古いものですが、とても使いやすく故障しらずです。 最近のものは、ケースも安っぽく、すぐに割れてしまったりひびが入ったりしますが、昔の機械は実に頑丈です。 これで、まだまだ現役として使える見通しができました。 |
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この他、このセルサイズでのバッテリーが組み込まれている機器は、電気ドリルや電気掃除機などいろいろありますので、ぜひお試しください。 次は、小型電気掃除機のバッテリー交換をしようと思ってます。
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Last up date 2003/1/4 | |